Art Work(Marie OSHIMA)
【作品集より】
子供の頃、自分にとって極めて都合の良い、極めて居心地の良い空想をしては、何時間でもその中にどっぷりと浸かって楽しむという癖があった。或る時は何処かの国のお姫様だったり、或る時は世界を飛びまわる国際線のスチュワーデスであったりと、今思えば何らたわいもないテーマな訳だが、その頃はそれはもう自分の空想の世界に完全に酔っていて、その思いが強く継続している時などは1年位同じストーリーがずっと展開していた。そして、段々それが実際の話であるかのように思えてきて友達に話したりしたが、あまりに私が真剣に話したので、不思議そうな顔をしつつも彼女たちもまた、話に引き込まれ帰宅時間がいつもの3倍ぐらいかかったりした。
今、ここ何年かの美術制作に関するコンセプトを改めて考えると、ふと子供の時の遊びというか、この癖を思い出す。常に自分にとって心地よく、何の束縛もなく、自分を表現するにも一番私自身がそれに向けて熱くなれるもの−−ちょうど子供の頃の空想癖が今に重なる−−あれは自分の内側への自己表現だったかも知れないが、外への表現も同じと思いたい。
自分自身がまず一番楽しめて、そして自分以外の人や環境にも、これが私だという事が自然体で心地よく受け入れられ、それでいて強く印象づけたい……。さらに素材や制作段階・表現方法も自分の体質にしっくりくるものを探し、表現したい。
欲張りなところは昔も今も変わっていないようで、ある意味で自分の居心地の良い空間の中で酔っていたいために、未だに現実と空想の間を行ったり来たりしているのかもしれない。
【作品】1985 − 1998

銀座ギャラリー+1 1986 |

Cross#1 910×727 1985 |

Untitled#2 1800×910 1985 |

Cross#2 1167×910 1986 |

銀座ギャラリーQ 1987 |

Installation (HODOMURA) 900×1800 1993 |

Collaborate with MARK KOSTABI 430×330 1993 |

Composition1 1000×1210 1997 |
作家略歴
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